いろいろ

■黒松内からの帰路、札幌に寄って、近代美術館で開催中の「空海マンダラ展」を観覧。きっとこんな内容の展示は、今後北海道ではなかなか見られないだろう。特に、仏師・運慶の作品の凄さ。あと、来場者の多さにビックリ…。
■夕方札幌から帰宅。すぐ、糠平へ。友人K氏の結婚披露宴。札幌から直接駆けつけようかとも思ったのだけれど、若干時間に余裕があったので、一度家に帰ってスーツに着替えて出かけた。会場に到着しておどろいた。アウトドア関係の友人だから、勝手な先入観として、てっきり仲間連中による打ち解けた感じのアンフォーマルな立食パーティー形式なのだと思っていたが、実際、スポットライトあり、多段ケーキ入刀アリ、お色直しもありの、実に本格的な披露宴。ネクタイをしていって正解だった。危うく、よれよれのフリースにジーパン姿で参加するところだった…。
■翌日は昼に「子どもの本のつどい」の実行委員会。「森のいのち」の表紙の写真を使ったきれいなポスターが刷り上ってきたのだが、よりによって僕の名前が「卓矢」ではなく「卓也」に…。どうやら印刷所のミスらしい。ワープロ・パソコンが普及してからというもの、年賀状などの郵便物、果ては新聞記事においてでさえも、僕はこれまで何度も何度も同じ誤字で悩まされ続けてきた。ワープロ変換では「卓矢」は絶対に一発変換されないからだ。時には、親戚からでさえ「卓也くん、元気?」なんて手紙をもらう。これは、正直、何度経験しても、じつに嫌なものだ。個人名で仕事をするようになってからは尚更こたえる。僕も他の人の名前を間違えないように気をつけようっと。子どもができて、思いをたっぷり込めた名前を彼女らに付けてからというもの、名前を間違えるという事の重大さがいっそう身にしみてわかるようになってきた。
■実行委員会が終わたその足で東川町に向かった。絵本作家の神沢利子さんを招いて小さなイベントが催されたのだ。これは、あまりおおっぴらに宣伝せず親しい人たちだけに声を掛けて行われた集まりだったそうなのだけれど、僕は、今年2月に旭川の「こども冨貴堂」さんで写真展をさせていただいた縁で、主催者から声を掛けてもらい参加することができた。ありがたい。あべ弘士さんも参加していたので、両氏の共著である「ごりらのりらちゃん」を買い求め、連名のサインをいただいた。この本、すでに我が家に1冊あって、長女の大のお気に入りなのだが、やはり両著者のサイン本をもてるのは嬉しい。イベントでは、神沢さん本人による「鹿よ、俺の兄弟よ」の読み聞かせに、ぐっときてしまった。写真家H氏のことを思い返さずには居られなかった。とてもいい夜だった。
■翌日は旭川で山暮らしをしているJさん、Hさん両家を訪問。Jさんのセルフビルトのストローベールハウスを見学し、ああ、森に近い暮らしはいいなぁと改めて実感。
■旭川から戻った翌日から、どうも頭痛がするようになった。後頭部から頭頂部にかけて重く、痛い。熱も出た。丸一日寝ていたら何とか酷い状態は乗り切れたが、それでもまだ、どうもすっきりしない。しかし、だからといって6月6日に計画している絵本講演会の実行委員会を休むわけには行かないし、その翌日からは家族連れで実家の神奈川に帰省する事になっており、それまでに片付けなくてはならない事も沢山ある。「まぁ、すぐによくなるさ」と放っておいた。
■しかし結局、神奈川滞在中も頭痛が続いた。関東の蒸し暑さに耐えながら、バファリン服用でごまかしつつ過す。
■自宅に戻ってからも痛みはなかなか引かず、ついに病院へ行くことに。脳神経外科でMRIとX線の検査。幸いな事に脳に異常は見られないとのことで、とりあえずホッとする。が、早く痛みをとりたい。そこで、知人の鍼灸師に治療してもらった。いろいろカウンセリングをするなかで「頸部の、特に神経が集まるところが凝っていますね。やはり、疲労でしょうね」とのこと。針と灸を施してもらい帰宅。翌日には次第に痛みは治まっていった。
■確かに、ここ数週間、あれこれと飛び回りすぎたかも…。30歳を過ぎたら無理は禁物だ。実際、撮影で森を歩いている以外は、ほとんど家で座ってPCに向き合っている生活だから、基本的には運動不足なのだ。とにかく、日頃の養生が大切ということが身にしみた5月だった。