ぬくもり

ついに日中の気温が一桁台が当たり前になってきた北海道十勝です。
冷えますね。寒いですね。
冷たい雨が昨夕からずっと降り続いいています。
風邪などひいていませんか?

・・・・・・・

木に触れるとあたたかみを感じるという。
「木にはぬくもりがある」などという。

しかし、ほんとうには、
木はあたたかくなどない。

たとえばあなたが
凍えそうな風の中に一人立っていたとして、
傍に立つ一本の木にそって手で触れたとき、
もしそこに小さなぬくもりを感じたとするならば、
それは「木があたたかいから」ではない。

冷たい風がびゅうびゅうと吹き渡るとき、
木もまた
あなたと同じように凍えている。

ではなぜ
触れ合うあなたと木のあいだには
ぬくもりが感じられるのか。

それは木が
あなたの身体の内にしまわれているぬくもりを
(硬さでは木に負けぬらしいあの大岩のようには、)
あなたの手から乱暴に奪ってしまわぬためである。

凍てつく風の中で
あなたの手を小さくあたため、
それどころか
凍えて立つ木をもそっとあたためているのは、
あなたのぬくもりなのである。

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