また、NHKニュースに思う

またしてもNHKのことでぼやく。
さっきの「ニュース7」。冒頭から「堀江裁判有罪判決」の報道。じつに長々と。確かに時代を象徴するようなニュースだから、それだけたっぷり時間を割きたいのだろうが、しかし、長すぎる。「長いか短いか」は主観の問題だけれど、でもそれにしたって長すぎるように思えた。
この報道が不特定多数の視聴者にとってそれほどまでにニュース価値をもっているとはどうしても思えないのだが…。単なる「興味本位」以外でこのニュースを見ているヒトって、いったいどれくらいいるのだろう…?ま、これも主観の問題だから僕がここでとやかく言っても仕方ないけれど。
そもそもライブドアに関係することがこれだけ世間の関心を集めるようになったのは、NHKを含めた「マスコミ」が、悪い言い方だが、思慮分別なくやたらと堀江氏をちやほやと持ち上げてみせ「アイドル化」したからこそともいえる。実際、堀江氏も、マスコミ使いがうまかった。マスコミはそれに何かしらの「旨み」を見出し、まんまと堀江氏の戦略に乗ったのだと僕は思っている。
しかし今回、(本当に旨みを味わったかは別にして)そのちやほやした対象がこうして有罪判決を受けることとなった。このことに関して、マスコミは、自らの姿勢を省みる必要は全くないのだろうか。どうも今日の「ホリエモン有罪」報道をみていると、報道する側が拠って発つ報道発想の根っこはやはり「ちやほや」レベルのものだとしか感じられず、自らの報道のあり方を真摯に省みているとは言いがたいように思えるのだが、これはうがった見方に過ぎるだろうか。
堀江有罪に続いていくつかニュースがあった。日中外交に関わる報道や原発問題など、少なくとも「テーマ」としては堀江報道以上に、不特定多数の国民にとって関係がありそうな内容なのだが、時間はごく短い。
極めつけだったのは、横須賀基地に配備される米軍原子力空母に関わる協定締結に関する報道だ。これも時間はごく短かった。確かに、それほど長々と時間をさくべき内容ではなかったとは思う。しかし「テーマ」自体に関していえば、日米間関係・アジア外交・中東和平・日本の防衛、一方で環境問題や地方自治問題まで関わる大きな事柄だ。
そのニュースの扱い方が、時間の長短以前に、あまりにもおざなりなのだ。
始めのうちは無音の映像にニュース原稿を読むナレーションが重なる形で進んでいたのだが、中盤、突如映像自体の音がオンになり、ナレーションにかぶさってしまった。内容は不明瞭で聞き取れない。で、ナレーションは原稿を読むのを途中でパタリとやめてしまった。まだ内容を全部読み終えていないのに。
映像が終わってからお詫びと補足のコメントがあるのだろうと思い、最後まで見ていた。一連のニュース映像が終わり、スタジオのメインキャスターに映像が切り替わった。すると、キャスターは、放送の不手際をわびるのでもなく、尻切れトンボだったニュース原稿の続きを読むのでもなく、にこやかに微笑みながらこういうのだった。
「では、次は大相撲です」。
これを、何かおかしい!と思うのは、僕だけなのだろうか…。こういうことを、どうかしている!と思う僕の方が異常なのだろうか…。ときどきとても不安に駆られる。