偶像

具象・具体から抽象化された「象徴」や「偶像」や「虚構や虚像」は、最後は具象に還元され、それに良く奉仕してこそ、その存在は尊い、と思う。

ニッポンの伝統的な“象徴的存在”を担ぎ出して先頭に据え、「震災復興」や「未来の子どもたち」を象徴として語り、その末に獲得された「挙国一致の象徴」としての祭典。

派手派手しく打ち立てられたこの象徴的偶像は、これからの7年間、そして7年経った後もずっと続いていく時代の中で、はたして何に対して奉仕をするだろう。

いつまでたってもこの偶像が、たとえば「上へ下へと宙を漂う数字」や「この国の美しさや強さ」というような「虚」なるものへの奉仕しかしない、いわば「虚のための虚」という切ない結末にならないよう、願う。

ほんと、ヒトとしての、生き物としての知恵を、いまこそ尽くして欲しい。お願い。