撮影/地域/家族/公演/講座

28日
森の撮影。前回、前々回のブログに掲載した写真はこのときに撮影。通り雨、天の恵。
29日
地域活動、NPOめむの杜。ばんば馬にまたがって、感動。
昼のイベントに引き続き、夕方はNPO理事会。課題もいろいろあるけれど、それをごまかしやはぐらかし無く語り合え、きっとそれらをいっしょに乗り越えていけるであろう”仲間”がいるということの幸せをかみしめる。
30日
カミさんの姉一家が夏休みで芽室に帰ってきていることもあり、カミさん方の親族揃いで義母の古希お祝いの食事会。
せっかくなので、義父母の肖像写真を撮影。といってもそうそう凝ったことはできず、大きめのトレペでフラッシュをディフーズさせる程度のライティングで。
簡易の撮影としては美しく撮れた。何より、義父母のすてきな笑顔が、撮影する側に足りない部分をほとんど補ってくれた。
撮影後、大急ぎで北見へ。翌日は公文式のセレモニーで講話。その前日準備で18時ごろに北見入り。
会場での機材セッティングと打ち合わせの後、担当のMさんと近くの居酒屋で遅い夕食を。
北見のご当地グルメ「塩焼きそば」をはじめ、極力北見らしいメニューを注文。特に野菜の使い方など、めむの杜で今後取り組むコミュニティーレストランの参考にしたいと。
飲み食いしつつ、もともとアウトドア派なのだというMさんと、北海道の自然のこと、自然写真のことなど話す。行動派のMさんの話題が面白い。
じつはMさん、学生時代から北海道をバイク旅しながら野生生物の写真なんかを結構たくさんとっていたのだそう。
「最初はNikon F2を使ってましたけど、さすがにある時期F801にかえましたよ。でも、結局フォーカス合わせはマニュアルばかりでしてましたけどね…」なんて話を。
でもそのうち話題は子どもたちの教育のことへ。
そう、お酒がすすむとついついおカタい話をしたくなってしまう、僕の悪いクセがまたも出てしまった…。
「そもそも”学力”ってなんでしょうね?」とか「これからの公教育はどうなっていくんでしょうね?」とか、素人がぶしつけに振る話題にも嫌な顔をせず応えて下さった、とても懐深いMさん。ありがとうございました。
31日
午前中、公文式セレモニーで講話。森の写真のスライド上映を見てもらい、そのあと、どうして/どのようにして写真家になったのか、そんなことを中心にしたお話を、子どもたちとその保護者や公文式教室の指導者に向けて。
どうだっかな?公文式を受講する生徒さんたちのお役に立てただろうか…?
セレモニー後は拙著の販売とサイン会。ほんのひとときだったけれど、たくさんの方と言葉を交わし、ふれあいを持てた。良かった。
”会衆/聴衆”だった方々と、一転”個人”としてことばを”交わせる”場となるサイン会は、講演後の醍醐味。
拙著にサインをさせていただいた方々の中で「今日の話、とても興味深く聞きました」と声をかけてくれたのは、中学三年生のT.Sくん。僕と同じ「たくや」という名前を持つ、眼差しのまっすぐな青年だ。
「小寺さんは写真家という”自分がやりたいこと”に出会えたのですね。でも、僕はまだ自分のやりたいことが何なのかわかりません…」と。
そうだよね。これだ!というものと出会えることって、じつは”奇跡”に近いくらい難しいことなのかもしれない。
「小寺さんは海外に行って、そこで自分のやりたいことが確かめられたと言ってましたよね。じつは僕、留学のために明日北米に出発するのです」というたくやくん。
おおそうか!ぜひたくさんの人々と出会ってきてほしい。その中でいろんな発見があると思うよ。人との出会いこそ、人生の羅針盤。
たくやくんの旅がどうぞどうぞ豊かなものとなるように…と祈りたいような気持ちになった。
講演の片付けをすませた後、お世話になった公文式のスタッフの方々と、名残惜しくもお別れ。若々しく、じつにさわやかに仕事をする、素敵な方々だった。幸い、来月も旭川での同様のイベントで再会できるので、またそのときに!
会場を後にし、またも急いで移動開始。帯広へ。今夕は「かちまいアカデミー」写真講座の第2回目。
今日のテーマは「広角レンズと望遠レンズの使い分け」。受講者のみなさんが持ち寄った作品を合評。受講者の皆さんが、本当に自分で「これだ!」と納得できる写真が撮れるよう、至らない講師ではあるけれど、お力になりたい。
21時過ぎ帰宅すると、妻と子どもたちは布団の中。寝息がすーすーと。
食卓の上に「レモンはじける三ツ矢サイダーZero」という炭酸飲料のカンがおいてあり、それに添えて「おとーちゃんおかえりなさい。これのんで。」と長女の書き置きが。
お、気が利くな。
ただ、但書として「なかはただのみずだよ」とも。
なんだ、空き缶に水を入れただけか…。暑さと仕事でくたびれて帰った身としては、ビールではないにしても、シュワシュワッと泡が出るさわやかドリンク、飲みたかったな…。
でも…と考える。
この手の砂糖たっぷりの炭酸飲料は、じつは我が家では滅多に飲まれることがない。”炭酸甘味飲料禁止令”が発布されているわけではないのだけれど、ます選んでは買わない飲料品だ。
その珍しい飲物のカンがなぜ我が家の食卓に在るのか。
なるほど、多分娘たちは今日、芽室の祖父母宅に帰省中のいとこたちと過ごす夏休みの”特別な時間”のなかで、シュワシュワと甘~いこの特別な飲物を飲むことができたに違いない。そしてそれは、じつにうれしく楽しく、ワクワクする体験だったのだろう。
もしかすると長女は、そのことが嬉しくて楽しくて、せめてその気持ちだけでもおとうちゃんにお裾分けしたくなったのかもしれない。
いや、ただ単に、ウレシ楽しかったついでに、ちょっとお父ちゃん相手に”おふざけ”をしてみたくなったのかな…
そんな長女の気持ちをあれこれ想像しながら飲む「ただの水」は、ちょっとレモン香料の甘酸っぱい香が移り、くたびれとーちゃんにとっては、なかなかに美味いものだった。