映像と意図

いま「報道ステーション」で、東京都北区の満開の桜の下でうれしそうに歩く新一年生親子連れの映像が流れましたね。ああ、東京の桜、ほんとうに綺麗に咲いてました。青空の下で、キラキラの太陽光に照らされて、ニコニコの新一年生。何て幸せそうな映像なのでしょう! 心が晴れるようです。

多分、カメラの露出(明るさ)設定は、出た目(カメラ自動制御判断による適正値)よりも1段以上明るめにふってあったでしょうね。保護者の白いスーツも、桜の花びらも、白く飛び気味でした。いわゆるハイキーな映像です。

観る人を明るく爽やかな気持ちにしたいという撮影者(物事を伝える側)の意図を感じます。ありがとう、カメラマン。ひととき「幸せな気持ち」になりました。

ぜひみなさんも、今後、テレビなどの映像を観るときには、その映像がどんな意図で撮られたかを想像しながら観るといいですよ。映像を見る感慨が増します。

たとえば、「あれ?露出があえて1段ほど暗くしてあるなぁ…」とか、「あれ?あえて手ブレさせたり傾けたりして不安定な絵作りをしているみたいだなぁ…」とか、「あれ?あえてどこからか盗み見しているようなカメラ位置で撮影しているみたいだなぁ…」とか、「あれ、ずいぶんノイズが乗ってザラついた映像だな…」とか。

映像には、伝える側の意図が、ちゃんと込められています。どうぞお気をつけく……お楽しみください!