最近のもろもろ

9日から12日までは、修学旅行の同伴撮影の仕事。生徒のバスに同乗し函館〜ルスツ〜小樽〜札幌を廻っていました。

初日は、雲ひとつない晴天のもと、帯広から函館まで道央自動車道で一気に南下しました。西へ・南へと進むにつれて車窓の風景がどんどん春の色を深めていきます。

占冠あたりの山中ではまだ冬枯れの寒々した木立にキタコブシの花の白だけがちらほらと目立っている程度でしたが、登別あたりからは、萌え出た新緑に“春もみじ”が混ざり合い、まさに「山笑う」の絶景。

北の春です。いのちの目覚めです。ああ、本当に、心の奥底まで、気持ちいい。

かたやバスの中は…といえば、中三生14歳たちの元気いっぱいの黄色い歓声が、あっちの席から、こっちの席から、弾けるように響いてきます。声が、雰囲気が、それ自体でキラキラ光を放っているみたい。車窓の向こうの華やかさに負けていません。

うーん。〈Happy〉とは、こういう様子のことを指すのでしょうね。いいなあ、いいなあ!

さて、12日に一旦十勝へ戻り、翌13日から15日まで、また札幌です。

13日はNHK文化センター札幌教室での「森の幻灯会(スライドトーク)」。森好き、写真好き、絵本好きの方々にお集まりいただき、ゆったりのんびりと森の写真をお楽しみいただきました。

森にしろ、写真にしろ、絵本(ことば)にしろ、世界をたのしみ味わう方法はたくさんあります。今回の講座では、小寺卓矢流のたのしみ方をご紹介しました。何かひとつでも参考にしていただけたとしたら嬉しいです。

14日は清田区の絵本屋南風で、毎年恒例の異ジャンルアーティストとのコラボライブ。今回は、例年どおりご一緒させてもらっている絵描き・音楽家に加え、ゲストに書道家、ピアノ&チェロの音楽ユニットも参加し、それはもう盛りだくさんの内容でした。

ライブの前に、音楽家、書道家、絵描き、写真家の4者で「表現」について話し合うトークセッションがあったのですが、それぞれジャンルは違えども、活動に対する思いの中にどこか共通するモノが垣間見えて、大変刺激的でした。

また、イベントゲストとしてではなかったのですが、集英社の某月刊誌で連載を持っている若き漫画家さんも南風に滞在されていて、いろいろおしゃベリさせてもらいました。

なんと、書き上げたばかりの連載のネーム稿を見せていただくという、ありえないような僥倖も。ぼくは常々、漫画家という仕事に対して深い尊敬の念を抱いているので、その鉛筆書きの生原稿を手にとって隅々まで拝見することができたのは、もう本当に至福の経験でした。

その他にも、会いたい人に会え、語らい、刺激を受け、充実した一日。

うーん、〈Happy〉とは、こういう状態のことを指すのでしょうね。

で、本日15日は、某喫茶店で児童文学作家のMさんと打ち合わせ。それぞれの近況報告から始まり、今2人で共同で手がけている仕事の件まで、あれこれと。

それぞれにいい仕事をすること、そして、一緒にいい仕事をすること。確認しあえてよかった。