最近のイベントなど

■7月5日午前 奈良市立月ヶ瀬中学校講演会
5月末から6月にかけて奈良で行ったマリンバ中田麦さんとのコラボ公演中に、急遽開催が決まった講演会でした。
月ヶ瀬は、奈良と三重との境にある山間の緑豊かな名勝地。紅花染めの触媒「烏梅」の産地として古来梅栽培が盛んで、今も梅の里として名高いところです。
月ヶ瀬中学校は40数年前より「学校林」の育成を続けています。当時の保護者や地域住民が「将来の子どもたちの役に立つように」と植林をしたのだそうです。
現在学校では、地域の先達の思いがこめられたこの学校林を、森林教育の教材としてのみならず、地域と子どもたちを繋ぐ絆として大事に活かしたいと、「学校林」を舞台とした活動に積極的に取り組んでいるそうです。
その一環として「森のおはなしを生徒たちに聞かせて欲しい」と、中田くんとのコラボのチラシを見た校長・教頭両先生が声をかけて下さったのです。
日程やいろいろな条件調整が厳しい中で、学校や地域の皆さんはこちらのわがままを聞いてくださり、あっという間に開催が決定。
当初は普段通りのスライド上映と著作読み聞かせに講話をくみあわせた内容にしようと思ったのですが、教頭先生から「学校林」の取り組みを聞いているうちに、「そうだ、生徒さんたちにより主体的に関わってもらえる講演にしよう」と思いつき、講演の中盤で生徒会メンバーとの「フリートーク」にすることに。
2名の生徒会役員さんと僕が舞台上に並んで座り、事前に準備して下さった質問に僕が答えて行く、という形にしました。ただし、ライブ感が大事なので、僕は事前に質問に目を通さず、素の状態で臨みました。
ちょっとした緊張感のある、僕にとっては素敵な時間でした(担当してくれた生徒会のお二人は、どうだったかな?)。
当日の開会挨拶、司会進行なども生徒会の生徒さんがそれぞれ担当を決めてしっかりと務めてくれ、彼らの活躍がとても心に残る講演会になりました。
先生方はじめ学校の皆さん、PTAの皆さん、地域の皆さん、そしてすばらしい進行をしてくれた生徒会のみんな、どうも有り難うございました!
ぜひとも、一番身近な、自分の足元にこそある「宝物」を、じっくりたっぷり見つめてくださいね!
■7月5日午後 トワイライト写真館 in 西賀茂ナーサリー
月ヶ瀬から教頭先生に近鉄奈良駅まで送っていただき、京都へ。夕方から、京都市の北部・西賀茂の幼児教室を会場にスライド上映会を行いました。
この上映会開催のきっかけも、じつは5月末の中田さんとのコラボ公演でした。
5月28日の奈良市北部市民会館での公演に、中田さんも僕も大変お世話になっている作曲家のKさんがお友達を連れてきて下さいました。
そのお友達というのが、今回の「トワイライト写真館」の企画をして下さったSさん。幼児教室の室長をされているかたです。
中田さんとのコラボを大変感動してご覧頂いたそうで、その数日後に会食の席で再度お目にかかった際に「ぜひうちの幼児教室の子どもたちやお母さんたちにもあの写真を見せてあげたいのです」と言っていただきました。
そのときには、僕もSさんもまだまだ先(秋頃)の話として考えていたのですが、急遽月ヶ瀬中学校での公演が本決まりになったことから、せっかく関西に来るなら、と、7月開催となりました。
当日、幼児や小学生を中心とした子どもたちとお母さんお父さんがた、教室の先生など30名ほどにお集まり頂き、ワイワイと賑やかに森のおはなしを楽しみました。
目の前でキャッキャとはしゃぐ、小さな子どもたち。
この世界に生まれ落ちてからまだ数年の「熱いいのちの塊」のような彼らを見ていると、早40代に突入してしまったオッサンの僕がしゃべる「森いのちのおはなし」なんて、これぞまさに”釈迦に説法”…と思います。
だって、彼らの方が、実態としてよっぽど「いのちの源」に近く、いのちそのものと向き合う際の余計なフィルターが少ないに違いないですから。
ただ、これから大きくなるに従って(いまや立派なオッサンと成り下がった僕が経てきたのと同様に)、悲しいかな、いのちの熱から次第に離れ、冷静にいのちを概念化することに慣れていき、世界やいのちを知識や情報の一部として整理・管理する術に慣らされて行ってしまうのかもしれません(それこそがいわゆる”オトナになる”ということなのだとしても…)。
多分僕は、そんな子どもたちに「ほら、オッサンになっても、こんな方法でも世界やいのちともう一度向き合うことができるかもよ!」と、自分なりの”一例”をそっと見せてあげたくて、写真という媒体を通して世界を覗き視る活動を紹介しているかな、と思ったりします。
いつもそうですが、こうして子どもたちと触れ合う機会を与えて下さる皆さんには、本当に感謝です。Sさん、教室の関係者のみなさん、本当にありがとうございました。