札幌、函館

昨日4日は札幌。市内の小・中学校でスライドトークと「いのちを見つめる絵本作りワークショップ」。
肝心の絵本作りの「屋外取材」の時間に、あろうことか、雷鳴轟く突然の豪雨。直前までは晴れていたのに。ああ…。雨天でも外に出ようと計画はしていのただけれど、あまりにも猛烈な土砂降りで、結局、子どもたちと共に表に出て「取材」をすることは出来ず。急遽「校舎内取材」に。
でも、そんな制約が多く難しい状況のなかでも、子ども達は驚くほどに個性を発揮し、きちんと自分なりに「いのち」を見つめ、表現してくれた。やはり、子ども達をあなどってはいけない。
で、今日5日の朝札幌をたち、いま函館に来ている。1日から8日まで函館市中央図書館でおこなわれている「森のいのち」写真展の様子をみにきたのだ。
それともうひとつ、今回の写真展を企画・準備してくれた絵本サークル「函館 銀のふね」主催の絵本読み聞かせ会の見学も。今回は、同じ会場内で写真展もやっているので、読み聞かせ絵本のセレクトに「森のいのち」もいれてくれた。それも楽しみにしていた。
会には、大人を中心に、子どもも交えて十数人の参加者があった。銀の船のメンバーが「森のいのち」の読み聞かせをしてくれた。とても丁寧に読んでくれて、うれしかった。
しかし一方で、大変大変緊張した。自分ではよく自作読み語りをしているのだけれど、他の人が読んでくれるのをじっくりと聞くことはあまりないのだ。
そして、聞きながら、やはり、いろいろ反省…。本の構成や、ことば使いや…。
まあ、それにしたって、こうして「森のいのち」写真展を自発的に開いてくれ、また、読み聞かせにこの本を選んでくれる方々がいるということは、なんとうれしいことか。
読み聞かせ会には、まったく偶然なのだけれど、神奈川の高校時代の同窓生も駆けつけてくれ、作者への質問コーナーでは積極的に質問をしてくれた。それで僕自身もとてもリラックスできた。これもまた、とってもありがたかった。
夜は、銀の船の方々、また、今後函館や近隣町村で講演会の企画などをしてくださる会の代表の方々と、おいしいお酒を飲みながら懇親会。
話題は、NPO活動のことや、子どものため・大人のための文化的イベント企画を市民提案として通してゆくことの面白さ、難しさ。行政と市民のあいだをどう詰めてゆくのか、何が問題なのか、いろいろと、喧々諤々。
どの町でも、どの学校でも、やはり、何かのイベントを市民側から提案・形成していくときには、いろいろとハードルがあるんだよなぁ…。悩みは同じ。でも、函館で頑張っている人たちのようすを聞かせてもらい、わが町芽室でも頑張ろう、と思う。
だが、そういう「運動面」への(一父親、一市民としての)個人的欲求や立ち位置と、一方で、写真を撮って「表現をする者」としての在り方とのあいだの整理が、自分自身、まだなかなかついていない現実もある。
表現者は表現者として、表現にとことんまで精進を重ねるべきではあろう。尊敬する写真家諸氏の作品や仕事の姿勢をみていると、それはつくづく感じずにおれない。でも「運動」もしたい。考えてしまう。