札幌・2日目

夜半から降っていたのでしょうか、今朝の札幌は雪・雪・雪。窓の外ではまだ、比較的大粒の雪片が空からしんしんと降り続いています。
朝食をとり、いま一時的に札幌に出てきている僕の叔母と、あるところへ用事をしにでかけました。その用事は昼過ぎには終わったので、僕は叔母と別れ、札幌駅方面へ。紀伊国屋書店とヨドバシカメラでいろいろ物色。なにを買うでもないのですが、この2つの店舗ではついつい長居をしてしまいます。
ヨドバシのカメラコーナーを覗いていると、以前札幌市内の同じ職場で働いていたKさんにばったり再会。前回会ったのは確か3年くらい前、Kさんが引っ越していった釧路市の、町外れのとあるホームセンターだったはず。あの時も、撮影のついでに偶然立ち寄った店舗で思いも寄らぬときにばったりと会ったので大層驚いたのですが、今回もまた、何の気なしに寄った店舗の中で不意の再会となりました。
聞けばいまは小樽に職場を移したらしく、その職場の同僚からデジカメを勧められ、どんなものかと思ってヨドバシカメラを訪ねたのだとか。「最近の一眼レフは小さくていいですよ」とお勧めしつつ、互いの近況など情報交換しあい、「ではまたどこかの町のどこかのお店で!」と笑って別れました。
ヨドバシを後にした僕は、久々に雪の札幌をゆっくりと歩きたくなり、少し散歩をすることにしました。冷たい風を頬に受けながら、降ったばかりの雪を踏みしめながら歩きます。つるりと転んでしまわぬように、慎重に、ゆっくり歩きます。
昨日の昼までいた新宿とはあまりに違う風景。こんなに雪の多い不便な場所で190万に届かんという人々が生活を営んでいるとは、なんと不思議なことでしょう。でも、この寒くて不便な北海道が、僕はやはり好きなのです。
JR札幌駅から大通りへ出ると、大通り公園ではすでに「雪まつり」の準備が進められていました。雪の少ない今年の北海道ですが、大雪像も、小型の市民雪像も、あらかた台座はできており、どうやら雪不足の心配はなさそうです。
そのまま大通り公園を西11丁目まで歩き、世話になっている出版社N社の事務所へ。編集長のOさんに新宿での写真展や「森のいのち」重版その他のご報告。いろいろと動きが出てきた最近の僕の活動を「よかったじゃないですか!」と喜んでくれました。
写真のことなどあれこれと話し込んでいるうちに、すっかり外も暗くなりました。N社を辞して、札幌での滞在先に帰ります。叔母が作ってくれた夕食を食べたあと、PCに向かって仕事をしていると、携帯がなりました。千葉に住むHさんからの電話でした。「○曜日に写真展に伺おうと思っているのだけれど、卓矢君、その日はいるかしら…」と。
10数年前から本当に世話になっているHさん。去年と今年は特にあれこれ忙しいはずなのに、いつでも僕のことを気に掛けてくれています。僕の写真家としての活動の節目節目で、このHさんに「ちゃんと写真を撮っていますよ」と元気に報告できることが、僕にとってHさんとそのお連れ合いへのなによりのご恩返しかな、と思っています。
さ、明日は札幌へ来た目的のうち最大の用事がなされる日。その内容をここに詳しくは書くことができませんが、とても大きな出来事。平常心で望みたいと思っています。