町内会総会で「神社費」

今日、町内会の総会に出席した。いままでは、仕事や撮影が重なっていけなかったり、サボったり(笑)していたため、この町内会に属して5年目にして今回がはじめての出席となった。家族4人で出席。
うちの町内会は町の中心街にあり、いわゆるドーナツ化現象で、みごとに高齢者世帯が多い。今日も出席者の多くが現役引退世代。
新規の町営住宅に入居した僕ら夫婦のような20~40歳台の若い世帯も皆無ではないのだが、日頃から町内会行事というとどうしても高年者の集まりの印象が強く、若い人達はまず寄り付かない。従って今日も、出席者約30名中、40代以下の出席は僕ら夫婦もいれて4名だけ。
総会の議題は、町内会会計の決算、予算、役員改選。
決算報告で質問と意見をした。
いわゆる「神社費」という項目について。町にある神社に納める金を、町内会役員職として設置された「神社委員」が町内会費の一部として町内会員から一律回収し、町内会一般会計から神社に支払うというやつだ。
まぁ、どこの田舎町でも当然の如く行われているであろう、いってみれば、現代社会にそぐわぬ悪しき慣例。今さかんに「教育改革」を叫ぶ権力者達が子どもたちに刷り込みたがっているところの「日本の伝統的な文化」とモロに結びつく、僕個人としてはものすごーく嫌な慣わしだ。これ、完全に、個人の信条(信仰をもつ・もたない)の自由とそれに基づく行動の権利を侵害している。
ただ、これがとても「伝統的」であるがゆえに、議論の起こる余地こそあれ、その慣例自体を変えてゆくことがいかに大変であろうかは、僕のような新参者にも容易に想像がつく(町内会によっては、町内会費・役員組織とは別に、個別に賛同者だけから寄付金回収をしている町内会もあることはあるのだが…)。
この件に関して、新参者が突然やってきて議論を吹っかけたところで、「まあまあ、そう堅いことを言わないで…」と軽くいなされるのがおちだろう。
ただ、黙っているわけにもいかない。
むしろ「黙って流れに任せていればそれでいいさ、俺には実害がないモン、日々楽しくやれてればそれでいいジャン、たかだか年間○○円なんだから、波風立てることもないでしょ、実際、俺、あまりそういうことに知識が無いから…」という発想や空気こそが、いまこの社会にとって一番はまり込んではならぬ「泥沼」の入り口だからだ。
ある友人のブロクにもあった言葉どおり、「無関心な善人」が今一番罪深いかもしれないという、気の抜けないご時世だ。
(はっきりいって、いままさにこの時、すでにかなーりずっぽりと泥沼にハマリ始めているけれど…どうしよう…)
で、挙手をし、この出費がどういうものであるのかという質問と、そうした慣例はもう止めたほうがいいと思うので、今後役員内で検討して欲しいという意見をした。
正直、いままで一度も参加してこなかった総会で、しかもかなりの年長者ばかりのいる席で手を上げるのは、大変気後れした。
で、僕の意見自体も結局、「では、一応、改選された新役員で話し合うことにしますが、みなさん、異議はありませんか?」「異議なし!」と、”一応”付きで聞き入れられたに過ぎなかった。
うーん、なんだかなぁ。
ただ、地元の人たちとこうして意見を交わせ、交流できたということは、個人的にとてもよかった。もっと早く町内会行事に参加していればよかったと反省をした。
一応、誤解のないように追記しておけば、現職役員の方々も、ことの問題性自体に対する認識・理解はちゃんとあるのだ。ただ、高齢者の多い町内会ゆえのある事情がこの「神社費」の問題をややこしくしているという実態もあるらしい。現実問題として、すぐに片がつくという話ではないようだ。
やはり、顔をつき合わせて、言葉を交わしてみないとわからない事は多くあるものだ。自分がいまいる「現場」で、実際に会って話す。大切な事だな。
こういうところからコツコツと自分で積み上げていかないといけないな。インターネットでちょこちょこと欲求不満を解消しているだけでなく。(自戒)