白川静

■今日も読書ネタで…。
■今日午前は、帯広市内の某小学校で行われた劇団Kの公演の舞台撮影仕事。
■これ、以前からたびたび関わらせていただいている仕事なのだけれど、個人的に、お声を掛けていただく事が本当に嬉しいお仕事。
■プロによる舞台演劇を生で体感できること自体も当然大きな楽しみなのだが、さらなる嬉しい”役得”は、上演後の劇団員達のミーティング(反省会)を垣間見れることかもしれない。
■プロの表現者達が、一発限りのパフォーマンスを行った直後に、自分たちの表現を更に更に研ぎ澄まそうと真剣に話し合いを重ねる、その緊張感に満ちた現場に同席させてもらうということ。
■これを役得と言わずして、なんと言おう。
■ところで。
■開演前、控え室で演出家Nさんに「よろしくお願いします!」とご挨拶したとき、Nさんの前に置かれていた本に思わず目が留まった。
■その2冊の本は、どちらも漢字学の大家・白川静氏に関する新書だった。
■「白川漢字学に関心があって、いま読んでるんです。この本は、白川さんについて他の著者が書いた新刊ですけれど、白川さん自身の著作代表3部作『字統』『字訓』『字通』を買おうかどうか、いま迷っているところなんです」とNさん。
■おや、なんと!これはまた不思議な偶然。
■じつはこの僕も、”ことば”というものへの関心から、ちょうど最近、俄然白川漢字学に興味が湧いてきたところ。
■Nさん同様、僕もまた、まさにその代表3部作を買おうか買うまいかを悩みに悩んでいる最中であり(それぞれが結構お高い本なので…)、つい数日前などは、撮影に向かう道すがらに立ち寄った書店で、悩みついでに1時間も『字訓』や『字統』を立ち読みしてしまったくらい、関心がある。
■で、開演前の短い時間ではあったけれど、Nさんから白川漢字学のユニークさや漢字・ことばの面白さについてあれこれ話をお聴きする事になったのだった。
■タイミングとしてはあまりに出来すぎで、なんだかおかしいのだけれど…。
■しかし、もうこれは、「さあ、迷ってないでお買いなさいナ」という天の囁きに違いなく…帰りに書店に寄って、『字訓』ともう1冊白川著作をエイヤ!と購入。
■積読本がまた2冊増加か…。でも、『字訓』に関してはそもそも辞書だから、正確には積読本には該当しないか。
■それにしても、ああ、ページを開くの、楽しみだなぁ!
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ところで、今日上演された劇団Kの演目の重要なテーマの一つが、つい先日この日記(12/8付「山尾三省著『ここで暮らす楽しみ』)に引用させてもらった山尾三省氏のことばに込められた価値観ととても通じるものだった事にも、不思議な気持ちになった。様々なものごとがゆるやかに繋がっていく不思議。