直視すべきは

*またも五輪関係の投稿で申し訳ないばかりだが、「後だしじゃんけん」と批判されてもいいので、口を開くことをお許しいただきたい。モヤモヤして仕方ないので…。

■室井佑月 東京五輪決定も「世の中の雰囲気についていけない」〈週刊朝日:9月11日(水)配信〉


室井氏は、よくぞ口を開いてくれたと思う。いま日本がおかれている現状の一側面が確かにここにある。

「おもてなし」というのなら、「日本には元気が必要」というのなら、いま真っ先にこころを割いて向き合うべき人たち、直視すべき課題が山ほどあるじゃないか。

地震や津波の被災者だけじゃない。こうしてこころを引き裂かれんばかりの状況におかれた人間が山ほどいる。口を開く機会を得られないだけで。

しかし、こうした人たちは、いま、このニッポンという美しいクニにあっては、「放射脳」と呼ばれてバカにされ、「あなた、どこの国の人ですか?祖国へ帰れ。日本から出てけ」と揶揄される。

なんだこれ。これでほんとにいいの。「美しい国」以前に、ここはニンゲンの住む国か。

こうした弱さを負わされた人たちに真摯に向き合いもせず、一方で「今、この国には夢の力が必要だ」とのたまうのか。力が支える「強い国」にしたいのか。

(そのような“雰囲気”が周囲に漂っているからこそ、室井氏はあえてこうした発言をしたのだろう)

五輪。

決まったからには、いまこの時に「もてなし」を必要としている人びとにしっかりと向き合いながら、誠意をもってやってください。



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ついでに書いておこう。

「世界の注目が集まり、北海道を元気にする起爆剤となる!」と大いに期待されたG20洞爺湖サミットが、その後どれだけ北海道を元気にしたのかな。あと、あの時、洞爺湖開催に執着した当時の首相、誰だったかな。詳しい人、教えて。←出席したのは福田さん。決定当時の首相・安倍さんはなんとか自身で出席はしたかったみたいですが、開催そのものに執着していたかは不明。