講演、写真展、ご依頼、打ち合わせ

■10月4日
午前中、とかちプラザで開催された高文連全道高校図書研究大会の「顧問研修」にてスライド上映講演。写真家・写真絵本作家として、図書に関して思うことなどを講話。
日々学校の現場で図書活用に奮闘されている学校図書顧問の皆さんにとって、何か一つでもお役に立つお話ができただろうか…。
講話後、何人かの方から声をかけて頂き、嬉しかった。数年前石狩のS高校で写真展と講演を企画してくれて大変お世話になったT先生とも久々にお会いできた。こうして自分の地元でお会いできるのが、なんだか嬉しい。
午後は同会場内のギャラリーで展示中の特別企画展(小寺の著作写真絵本の原画写真と、小寺が影響を受けた本など関連図書を展示・紹介するコーナー)に在廊。
ここでも何人かの方々に声をかけて頂き歓談。空知管内の先生、道南の先生、地元十勝の先生。また、図書研究大会とは関係なくふらりと写真を観に立ち寄って下さった一般の方。写真のことや、本のこと、子どもたちのことなど、あれこれ。
そのなかで、販売コーナーで「だって春だもん」をお買い上げいただいたある高校の先生は、「先ほど小寺さんが講演の中で”だって春だもん”を読み語りされたとき、長らく不登校になっている自分の教え子にこの本をプレゼントしたいと思ったんです」と打ち明けて下さった。
じつのところ、僕は「だって春だもん」の執筆に際し、この本を手渡したいと願ういくつかの具体的な対象者イメージのひとつとして、不登校の子どもたちのことも常に心の片隅に思い浮かべていた。
この本、へらへら笑って万歳している木の芽の表紙写真の”面白さ”の印象が強いためか、出版以来この3年間、「不登校」という少々重めのキーワードを直接的にこの本に結びつけて評して下さる方には会ったことがなかったように思う。
けれど、今回思いがけず、そうした僕の拙いながらも大事にしたためた執筆意図をそっと静かに受け止めて下さる方と巡り会え、なんだかとても嬉しく、ありがたいような気持ちになった。
その先生が買って下さった本には、僕のサインと一緒に、その教え子さんの名前を記させてもらった。
森が僕に教えてくれた「それぞれの春」の貴さが、この本を通じて届くといいな。
16時に企画展は終了。白樺学園高校、帯広南商業高校の生徒さんたちの絶大な協力のもと、実に速やかに、無事に撤収も完了。準備から片付けまで、じつに丁寧にこなしてくれた高校生に感謝。
■10月5日
慌ただしい朝食をすませ、カミさんが仕事に出た後は、布団をたたんで・洗濯物干し・洗い物・散らかった部屋の掃除。あっという間に時間が過ぎてゆく…。
手抜き家事を大急ぎで終わらせたら、先週来こなせずにいたお仕事に着手。
先週、大阪のあるデザイン事務所の方からメールで「企業カレンダー企画にプレゼンするのに、”いのち”をコンセプトにした森の写真を使いたい」とのありがたいご依頼を頂いていた。
しかし、連日のワークショップや打ち合わせ、講演や写真展準備などで、なかなか落ち着いて写真セレクトをする余裕がなく、申し訳なかったのだけれど、サンプル写真の提示を数日間も延ばしてしまった。
大した写真ストック枚数もなく、ましてや、いわゆるカレンダー向けになるような写真など極端に少ないのだから、直ちにすんなり選べそうなものだけれど、結局あれこれ悩む。
で、最後は「えい、こんなものしかないが、ゆるしてっ!」と開き直って選出した。さて、どうなるか。デザイナーさんがプロの技で上手く活用して下さることを切に願って止まない。
そうこうしているうちに、夕方。
洗濯物をしまって、大急ぎで娘の通う小学校へ。娘の学年を担当するH先生と打ち合わせ。
じつは来週、H先生は全道国語教育研究大会の担当校の担当者としてデジカメ写真を活用した物語創作の授業実践発表を行うのだが、何とそのアドバイザー的なお役目を僕が仰せつかっている。その打ち合わせだ。
普段僕が各地の子どもたちと楽しんでいる写真絵本づくりワークショップのノウハウ(の一部)が、まさか自分の学校を舞台に、我が娘の学年の国語教育の現場で活かされることになろうとは…。不思議な気分だ。
さてさて、来週の授業本番で、子どもたちはどんな物語を紡ぐだろう。H先生のアイデアがふんだんに盛り込まれた素敵な授業になりそうだ。楽しみだな!