雪虫

■撮影に来ている。
■昨日、今年初めて雪虫を見た。ふわりふわりと宙を漂っているので、そっと手を差し伸べると、そのままふわりと僕の手のひらにとまった。
■もちろん、雪のように融けてしまいはしない。
■鼻息がかかるくらいに顔を近づけて、白い毛を生やしたその小さな羽虫をじっと見つめていると、ああ、もう本当に冬が近いのだなぁ、と思う。
■なんだか、寒いような、温かいような、切ないような、しかし嬉しいような、不思議な気分になった。