不定期日記

とよたかずひこさん

絵本「ももんちゃん」シリーズでおなじみの絵本作家とよたかずひこさんが十勝で講演ツアーをされています。6日から今日まで、十勝管内6町村を回られています。
昨夜は音更町での講演のあとに行われた関係者懇親会にお誘いを受けたので参加してきました。
数年前に道内今金町でお目にかかって以来の再会です。あの時は簡単なご挨拶程度しかできなかったのですが、今回は、とよたさんの絵本制作の舞台裏など、たくさん話を伺うことができ、実に楽しいひと時でした!
ところで、とよたさんはすごい。昨日までの4日間、毎日講演をこなし、中には1日に2〜4箇所を回る強行スケジュールも。でも、懇親会の席では疲れなど一つ見せず和やかに場を和ませてくれます。
また、人の顔や名前やその人と関係したシチュエーションをしっかり覚えている! 10年前に講演を行った某図書館の司書さんにも「ああ、あの時はお世話になりました!」と、会ってすぐに声をかけられていました。
そして、懇親会の席であれこれ雑談をする時にも、話している相手との「関係」の中で会話をされる。つまり、決して一人語りのエラそうな“独演会”にはならず、ときにとよたさんの方から質問を返したりしながら、聴く人とのコミュニケーションの中で場の話題を充実させていく。
なかなかできることじゃないなぁ、と思います。
ただ、そういう柔軟な側面だけではなく、創作や表現にかける思いの「芯」の部分の揺るぎなさのようなものも、お話の随所に見ることができました。なるほど、あのベストセラーたちは、そうした確かな思いの中でこそ誕生してきたのですね。
同席させてもらい、本当にありがたいひと時でした。時間が取れれば、ぜひ講演も聴きたかったのですが、それができなくてざんねんでした。
今回の十勝ツアーは、今日の大樹町での講演が最後になるようですが、もしどこかでとよたさんの講演を聴講する機会があれば、ぜひご参加下さい。おすすめです!