不定期日記

ショーン/寒さも熱も

■ショーンK氏経歴詐称。なんだろう、この「裏切られた感」の無さは(笑)。この「なるほど納得」な感じは(笑)。冗談ではなく、タレントとして再登場されてはどうか、と思う。「センテンススプリング芸人」というカテゴリーで、いける。違う「夢」を見させてよ、ショーン。
■暖かい!昨日と今日は札幌にいましたが、日中の気温が10度を超えて、積もった雪がどんどん融けていきます。雪解けの進みの速さは、わが町芽室町も同じ。うちの庭には、出た!福寿草!ふるふると、嬉しい。
■そんな嬉しさの一方で、ちょっと寒さが名残惜しくもあり…。というのも、我が家では昨年同様、1月からこれまでにかけて、自宅ボロ家の「寒い」という絶対的資質をフル活用し(笑)、「冬場は電気冷蔵庫の電源OFF」を実行したのです。
■要冷蔵品は玄関へ(温度はほどよく一桁台)。どうしても冷凍しなければならないものが我が家にやってきたら、外の物置へ(温度はほどよくマイナス10度台)。要チルドなら、雪の中にブッ込む。それで冷蔵庫にしばしお暇を言い渡せます。北国って、冬の寒さって、いいなぁ。
■この「季節限定・さらば冷蔵庫」実践には幾つかのねらいがあります。一つ、電気代節約(うち、貧乏なので。笑)。一つ、原発由来の電力に極力頼らない“体質”に自らを変えたい。一つ、「寒さ」という資源をどう暮らしに活かせるかを試してみたい。そう、じつに崇高かつケチ臭いのであります。
■でも、こう暖かくなってしまうと、そろそろ今年の実験も限界かな…。ああ、寒さよ、今年もありがとう、また来年ね。来年も、ちゃんと寒い冬であってね…。
■「寒さ」「冷たさ」もそうですが、やっぱり今後は「熱」や「太陽光」も何かに積極的に活かしたいと考えています。
■先日読んだ環境ジャーナリスト小澤祥司さんの講演録には、「北海道のような北国は、地場で得られる各種自然資源(=熱源)由来の“熱”を、わざわざ電気に変える過程で大量に“廃棄”するのではなく、そのまま“熱”として有効活用し得る「熱活用」の好適地。その特色を活かさない手はない」というような記述があり、いや、本当にそうだよな、と目から鱗がひっぱがれました。
■まずは、水道水をお天道様の力で温水に変えてから、オフグリッドソーラー発電で貯めた電力でお湯を沸かしてお茶を飲む、というところから始めてみます。いつかは、食器洗いの湯や風呂もできるといいなぁ。(じつは、既存送電網とは切り離された自家消費専用の小型太陽光パネルは、拙宅の玄関の庇の上で昨年から元気に発電中。晴天率の高い十勝、最高!)
■そういったやり方が本当に賢いやり方で、本当にリーズナブルな方法なのかは、まだ僕にはわかりません。でも、そんな「うまい茶を飲む」程度の些細なことでも、まずは実験、実験!やってみなきゃ、本当のことはわからない。やりはじめなきゃ、はじまらない。
(ただ、エラそうなことを僕が言ってますが、「やってみよう」と言ってソーラーパネル買ってきたのは、僕ではなくカミさん。うちはカミさんが偉いんです)
■この5年来、本来であれば「自然の恵・いのちの循環の要(かなめ)」たる清冽な地下伏流水400トン/日を、こともあろうか“邪魔者”扱いせざるを得ず、また、「電気」で痛い目をみたその地で、こともあろうか甚大・膨大な電力を費やして凍らせる地下壁で無理やりその流路を変えてしまおうなんていう、「こともあろうかの極み(倒錯の極み)」のようなやり方を選ばざるを得ない私たちの滑稽な現実を思うとき、やはり、できるところから、できる範囲でいいから、できるだけ地に足のついた試みを積み重ねていきたいなぁ、と考えるのです。
■どうか明日も、晴れますように。もし雨なら、清い雨が降りますように。