10/9~20 新得、滋賀、名古屋、高野山、京都

■10月9日(日)
友人Nファミリーに誘われて、家族みんなで新得の有機農家・宇井農場へ。ニンジン堀りをお手伝い。
農場主の宇井さんはシンガーソングファーマー。8月11日のカンテレあらひろこさんとのライブにも出演してくれた。
僕が十勝に越してきて以来ずっとお世話になっているのだけど、農作業の手伝いをさせてもらうのは今回が初めてだ。
気持ちのいい秋空のもと、宇井さん夫妻、Nファミリー、宇井農場に長期滞在中のWWOOFerアリアンナさん、そしてかみさんと娘たちとともにニンジン堀り。
土も、空気も、風も、農場の周りの森の緑も、いっしょに働くひとたちも、本当に全てが気持ちよかった。
土に触れる。ひとと触れ合う。大事だな。娘たちも楽しんでいて、よかった。
夕方、一度自宅へもどり、帯広へ。先月の第39回北海道学校図書館研究大会でお世話になった実行委員の皆さんとお疲れさん会。
図書館司書N嬢の今後について、もりあがる。
■10月10日(月)
日中は、翌日からの本州ツアーの準備。…のつもりが、帯広で飲み過ぎのたのが祟り、二日酔いに苦しむ。
午後、何とか復調。夕食を自宅でとった後、苫小牧へ車を走らせ、深夜敦賀行きのフェリーに乗り込んだ。
■10月11日(火)
定刻20時半に敦賀港に到着。そこから高速をひた走り、21時半過ぎに東近江市のホテルに投宿。
■10月12日(水)
朝8時半、東近江市立箕作小学校へ。今日は1年生70余名に、森のお話の講演。
4月に開講したばかりの真新しい校舎が素敵。校舎のすぐそばには「太郎坊宮」(阿賀神社)。巨大な岩を剥き出しにした緑深い山。その麓の学校だ。
校長先生と短く歓談したのち、会場に移って機材準備をしていると、今回の講演を企画してくれた東近江市立八日市図書館のT館長と担当のI司書さんなどスタッフの皆さんが来て下さり、挨拶。
もうひとり、地元在住の男性で、不思議なご縁で僕の東京の友人が紹介してくれたBさんも駆けつけて下さった。「講演を見学させていただきます。講演後、もしこのあたりの観光をしたいというご希望があれば、どこでもご案内します」と。ありがたい。
スライド上映講演は、一年生たちがほんとうにしっかりと写真を見、講話に耳を傾けてくれ、無事終了。あとでBさんが「1年生が、体育館で1時間もあんなに人の話を集中して聞けるとは!」と感想を聞かせてくれた。
いつもどおりの拙い話ではあったが、北の森のエッセンスのひとかけらでも子どもたちに伝わって、今後この子たちの様々な学びの一助になればいいな。
講演後はT館長、I司書さん、Bさんとともに、T館長お勧めのおそば屋さんへ。新しくスマートなデザインなのだけれど、とても懐かしく落ち着いた感じの店舗。じつに素敵なお店だ。
入店する時間が遅かったので、残念ながらお店おすすめの「十割そば」は品切れ。でも、二八のもりそばもつるりとして香ばしく美味しかった!食後確認したら、北海道が誇るそば産地・幌加内産の粉だとか。
食後は、僕のリクエストで、T館長に市内の永源寺図書館を案内してもらう。
永源寺図書館は、地域人口6000人の比較的小さな地区につくられた中規模の図書館なのだけれど、その運営コンセプトや取り組みがとにかくユニークで、案内してもらいながら「えー!図書館でそんなことができるの?」と驚きの声を連発してしまった。
「公共図書館は地域をつなぐ核心施設になれる」。
その理念が、単に理念に留まらず、しっかりと実践に移され実を結んでいる。その後見学させてもらった同市立八日市図書館の取り組みもあわせ、僕にとってはとてもとても刺激になった。
そのあとは、地元を良く知るBさんの案内で名刹・永源寺と太郎坊宮へ。どちらも北海道(の和人文化)ではお目にかかれぬ数百年の地域文化の積み重ねの重さを感じ、「さすが本州、さすが近江」と感じた。
夜は、図書館の皆さん、翌日お世話になる玉緒小学校のF先生と、居酒屋で懇親会。
しかし、どうも昼間の「刺激」が強すぎたらしく、僕はすっかり「公共図書館/学校図書館」の話題で盛り上がってしまった。
せっかく遠い地・北海道から写真家としてお邪魔したのだから、もっと北の森のお話でもすれば良かった…と、ちょっと反省。でも、とても楽しい夕げのひとときだった。
(つづく)