M.C.エッシャー展

7/14、滋賀の佐川美術館で始まったエッシャー展を観にいった。
これまでは、エッシャーといえば美術の教科書で何度もの目にしてきたようないわゆる「だまし絵」の印象しかなかったが、今展示ではエッシャーの作家活動最初期から晩年までの作品を年代を追って観ることができ、大変楽しめた。
不可視であるはずの領域を顕在化すること。見えないはずの世界を見せてしまうこと。
最初期のシンプルかつオーソドックスな木版画の作品にすでに見て取れる。
平面の中に立体を、闇の中に光を、虚無の中に実存の確かさを、無秩序の中に秩序を、無意味の中に意味を、掘り出し描き出し、浮かび上がらせる。
若きエッシャーが魅せられ取り組んだ「版画」というものの特質(本質)の中に、後年の「だまし絵」