不定期日記

来年度の打ち合わせ/自然・わたしたち・WS

先日、帯広市内のある公共自然体験施設の方が拙宅へ寄ってくれ、
来年度の事業の打ち合わせを行いました。写真絵本作りワークショップです。
その施設では、今年度(昨年初夏)にも、外部団体の主催でワークショップを開催しました。
その時は「平和を考える写真絵本づくり」を行い、施設は貸館として借りたのですが、
今回は、その施設の主催行事として、自然を見つめる写真絵本作りをおこなうことになりました。
昨年のワークショップの様子を施設の担当者の方が見てくださって、
・市民参加型の行事として多様な年代層が一同に集うことができ、またそれぞれに楽しめる
・自然観察や自然体験をこれまでとは違った切り口で楽しめる
・作品展示会など事後の関連事業展開なども見込める
…というような点で可能性を感じてくださったようで、昨年から企画のご提案を受けていたのでした。
今後、企画が煮詰まって、情報公開OKになったら、改めて詳細をお知らせしますね。
お待ちください!
(以下は、この施設の担当者との打ち合わせとは関係なく、単に僕自身の所感です)
いわゆる「自然体験」「自然観察」などを通じた自然学習・環境学習に対するニーズは、
昨今の気候変化や種々の自然災害、または東京電力福島第一原発事故による
終わりの見えない環境破壊(自然環境破壊、地域環境破壊、生活環境破壊、etc)の体験を経て、
社会の中で今後どんどん高まっていくと思います(そうでないと、むしろちょっとマズい)。
また、より広い視野の中では、戦争紛争を含んだ国際情勢の変化や、
世界的な経済システムの変容(行き詰まり?)も踏まえた
「私たちはこれからどう暮らし続けていったらいいのか」の観点からも、今一度しっかりと、
“ヒト科動物”である我々にとっての「自然」の有り様を考えなくちゃいけないよなぁ…と、
個人的に思い巡らしたりもしています。
その中で、この楽しいワークショップが、もし何か役に立てるとしたら、
それはどんなことだろう。
自然と触れ合うことや写真を撮ること、
または絵本を作ってみるという体験活動の「理屈ぬきの楽しさ」を第一にしながらも、
できればそれだけではないプラスアルファの何かを、
参加してくださる方々にほんのわずかにでも得ていただけるといいな、
と、いつも考えています。
その「プラスアルファ」の一つは、僕は、
「自分の眼と心とことばの働きとその価値を再認識すること」だと思っています。
こうして字面でみるとえらい堅苦しくなってしまうのですが…。