不定期日記

約束

ある日の、とある公立小学校の教室で、先生がこどもたちにこんなことを話しかけています。
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「ずるいことはしません」とか、「あぶなくないようにします」とか、みんなできめた約束は、約束をきめたみんなのせきにんで、がんばって守っていかなくてはならないね。
約束をしたのに、いちぶの人たちだけでうらでこっそりずるいことをしたり、約束が守れなかったことをこっそりかくしたり、そのことでうそついたりすることって、いいのかな。
先生も、ずるをしたくなるきもちや、約束がまもれなかったことをかくしておきたいっていうきもちは、よくわかるんだ。そんなきもちは、だれもがみんなもってるんじゃないかな。
でも、それでもやっぱり、ずるやうそは、先生、ダメだとおもう。
だって、約束やきまりごとっていうのは、それがとてもだいじなことであれば、それだけたっぷり時間をかけて、みんなでしっかりはなしあってきめるのだもの。
もしも約束をかえたいのなら、ちゃんともういちどしっかり話しあわないとね。
え? 話しあうのがめんどう? きめるならはやくきめちゃいたい? ちゃっちゃときめるやりかたなら、よく知っているって?
うーん、そのかんがえは、どうだろう。たしかに話しあうことって、意見をいったり、あれこれこまかくしつもんされたり、それにちゃんとこたえたり、とってもめんどうくさいことだけれど、でも、それをやらずにいたら、ちゃんとみんなでしっかり守ってゆくことができる約束ごとって、つくれるのかな。
もういちど、よくかんがえてみようね。
さて、ここで先生からみんなに残念なお知らせです。
みんなが楽しみにしていた来週の国会見学は、事情により中止になりました。
なんでか、って?
そこは、察してください。
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