娘たちの学校でも風邪やインフルエンザが流行中のこの時期、
逆に、あえて考えることがあります。
「世の中、“除菌”しすぎじゃないだろか?」
(インフルエンザは“菌”やない、“ウイルス”や!…というツッコミもありましょうが…)
これは、健康問題のみならず。
他の何のことがらにしても、
「取り除きすぎ」は、多分、あきまへん。
「取り除きすぎ」たら、守ろうとしているはずの本体そのものが、
知らず知らずのうちにダメになります。きっと。
地衣類やキノコを愛でる森歩きのさなかに、
または、毎日のトイレでほっと一息ついて「対面」するその時に(笑)、
または、十勝産納豆の「遺伝子組み換えでない」表記を見る時や、
はたまた、ゲスゲスしい巷のゴシップ熱や、
ここ数日の「事実上の○○」を連呼する滑稽な国際ニュースを垣間見る時にさえも、
じつにいろんな場面で、なんだか同様の思いを抱くのです。
「取り除きすぎ」は、多分、あきまへん。