自治体のウェブサイトに設置されている、
いわゆる「町民ご意見箱」的サービスに寄せられる市民からの意見と、
それに対する役場からの対応(返信)をときどき覗いています。
個々人が重要視している地域課題の捉え方が本当に多種多様で、
それはときに面白く、またときに非常に勉強になります。
いろんな人がいろんな考えと流儀のもとで生きているんだなぁと実感します。
最近、教育委員会宛てに以下のような匿名投稿があったようです。
僕にとって非常に考えさせられる内容だったので、紹介します。
ただ、投稿した方が要望していることがらそのものは、
ここで取り上げる意味がないので、その部分は一部伏字にします。
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タイトル:小中学校で◯◯◯◯◯◯を実施してください
内容:小中学校でも◯◯◯◯◯◯を実施してください。
3月まで娘が保育所でやっていてとても良い取り組みだと思っていたのに、なぜ学校ではやらないのですか?反対している人がいるようですが、そういう人はやらなければ良いのです。大多数の人が賛成し、△△△△にも効果があるのに、一部の人の声でやらないのはおかしいです。教育委員会ももっと真剣に子どもの◇のことを考えてください。お願いします。
発信者:無記名
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これを読み、うーん、教育委員会、というか、社会は、
本当に真剣に考えなくてはいけないのだよなぁ…。と思いました。
これからさらに強くなっていくであろう全体主義的な世相風潮の中にあっても、
なんとか歯を食いしばってそれに抗うことのできる
しなやかな「我」をもつ子どもたちの成長のことを。