昨年度、児童たちと写真集作りの取り組みをさせてもらった
広尾町立豊似(とよに)小学校が、先日、ニュースに出ていました。
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160405/k10010468301000.html
(ちなみに、昨年度の取り組みは、こんな取り組みでした。)
https://www.facebook.com/photokodera/posts/962317330492403
仕事先のホテルで何気なくテレビを見ていたら、
お世話になった教頭先生がテレビに出ていて「あれ?!」。
どうやらヒグマが出没したそうです。
あの地域は、日高山脈も程近く、静かで自然豊かな農村地域ですので、
ヒグマの出没は結構頻繁にあるようなのですが、
小学校に出没となるとちょっと穏やかでないですね。
入学式の前で、学校に児童がいなかったのが不幸中の幸いでした。
被害が窓ガラス破損程度で、ほんとによかった…。
ただ、これが卒業時期だったら、
「夜の校舎窓ガラス壊してまわった豊似のクマ」として、
かなりひねりの効いた事件になったでしょうね。
くだらない冗談はさておき、
ヒトとクマという動物が同じ空間と資源を共有して生きている限りは、
こうした「接触」機会はあっておかしくないのですね。
普段は、ヒトも、そしてクマの方でも
「できるだけ彼らには出会わないようにしたいものだ」と警戒をしているし、
何よりも、ヒトという動物の旺盛に過ぎる生存活動が
結果的にクマを山奥へ追いやっているという現実もあるために、
そうした機会になかなか出くわさないだけです。
でも、たまにこうした事例を見聞きすると、
やっぱり「ああ、クマもこの同じ大地で生きているのだなぁ」と再認識します。
そして、いろんな意味で「謙虚さを忘れてはだめなのだな…」と自省します。