写真は、秋に大量に落ちる自宅前の街路樹(コブシ)の落葉や
菜園の残滓をブチこんである自作の「堆肥枠」。
庭の片隅に置いてある。
(ああ、盛大にフレアが入ってしまった…with iPad)
落葉をただドサドサと詰め込んで、若干の米ぬかをまぶし、
水をかけて踏みつけにしてあるだけ。
それ以外に発酵を促すための手間を何もかけていないので、
堆肥づくりというよりは単なる腐葉土づくりだ。
先日、昨秋以来数ヶ月ぶりとなる切り返し(天地返し)作業をした。
(おかげで今もちょいと腰が痛い)
秋から本当にただ放ったらかしにしてあるだけだったのだけれど、
厚く積み重なった葉の層の底部は、確かに真っ黒かつボロボロの
「腐葉土」と呼べるような状態になっていた。おお、美しい黒さ。
この堆肥枠とは別に、キッチンから出る食料品の残滓は
市販品のコンポスターに溜め込んでいる。
こちらは結構まめにヌカと攪拌したりして管理しているからか、
堆肥枠よりももっと「土」に近い感じがする。
森の中で写真を撮り歩いている時も、
ときどき地べたに座り込んで足元の落葉の層をほじくり返し、
葉が腐葉土を経て土になっていく様子を観察したりするのだけれど、
自宅の庭でそれと同様のことが自分の管理のもとで進行しているのを見るのは、
またひとつ違った味わいがある。
感慨としては、
「なるほど、土は、このようにしてできていくのだなぁ」
というよりも、
「ああ、土ができていくとは、こういうことなのだなぁ」
という感じが強い。
この微妙な違い、なんとなくでも伝わるといいのだけれど。
まあ、結構、どうでもいいことではあるが(笑)。