内閣府が公示した「宇宙基本計画(案)」、読んだぜー! 長かったー!😅
しかし、「案」冒頭をたった数行読むだけで直ちに判りました。
「ああ、政治の対象としての〈宇宙〉は、自然科学のフィールドとしてよりも、もうもっぱら国家安全保障とビジネスの主戦場として認識されているんだな」。
なるほど、市井の庶民が「はやぶさ生還!よくぞ無事でお帰り〜!」と胸熱ロマンで涙目になったり、「スマホ位置情報むっちゃ便利〜!」ってポケモンGOを楽しんでいる裏で、防衛省や経産省、また民間の投資家の方々はもうかなり鼻息荒く「“宇宙開拓”!もうこれ以上出遅れてはならぬ!」と腕まくりしていたのですね。
もちろん「案」の中では、軍事…おっと間違い「防衛観点からの安全保障」や「投資とビジネス」のことばかりでなく、災害や環境問題に関わる国土保全とか、産業構造の強靭化とか(スマート農業など)、科学・工学の学術と技術のレベルアップとか、喫緊の課題としてのスペースデブリ問題のこととか、さまざまな観点から「これからの宇宙開発」の方針が語られていました。
読んで、とても勉強になりました。そして自分の無知と不勉強、これまでの無関心を反省。
で、その上で、内閣府HPからパブリックコメントを入れておきました。思うことをあれこれと書き連ねたのですが、意見コメントの最後に特に強く訴えた部分だけ、以下にちょっとご紹介。
「宇宙計画を調査・審議する府内審議会である「宇宙政策委員会」(現委員長はJR東海名誉会長。リニアだ、びゅーん🚅)について––––
・哲学、倫理、宗教、芸術、歴史の専門家と、SDGsや国際協力に関わるNGO専門家をメンバーに入れて下さい
・未成年者も含め若い世代の思いや声が計画に反映する“実効的な仕組み”をきちんと作って、しっかり施策議論に組み込んで下さい
・委員会構成メンバーの男女比が本当に適正なのか、ちょっと検討してくれませんか」
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ぜひみなさんも内閣府へコメントを! 27日まで!
コロナでそれどころじゃない現状ではありますけど、でも、ぼくら、一人の例外なく、この宇宙で生きてます(たぶん😅)!
https://www8.cao.go.jp/…/2020_kihon_ke…/pubcom2020_plan.html