不定期日記

なかがわちひろさん/北海道子どもの本のつどい

ああ! 絵本作家なかがわちひろさんのブログ!

北海道子どもの本のつどい 2019 in 札幌 | なかがわちひろ ときたま日記

200名を超えるみなさんがお越しくださいました。 日々、そして長年にわたり、子どもの本の活動をしてきた方が多いため、打てばふるふると共鳴して響くような聴衆でした。 「 いっしょに おいでよ 」の冒頭をよみはじめたとたん、しずまりかえった重たい空気が印象に残っています。 「 ひみつのビクビク」や、その著者サンナさんの最初の絵本「 ジャーニー 国境をこえて 」の話にも深く耳を傾けていただきました。 あれやこれやと、子どもと本をめぐるお話をして、ときには、しんみりしたり考えこんだりもしましたが、さいごはやっぱり楽しくはじけて、プリンちゃん遊び! そしたら、こんな写真が撮れたという次第です。 なんだか気恥ずかしいですが、近年、ライブでは終了後にステージ奥の高い位置から 客席とパフォーマーを一緒に収める写真撮影が流行っているのですって。 運営委員が若返ると、やることも若いのよね、北海道…。 みなさん、とってもいい笑顔。 脚立の上から撮影してくれたカメラマンは、森の写真家、 小寺卓矢さん です。 小寺卓矢さんには、司会もしていただきました。 ついでに、プリンちゃん着せかえにも参加してもらいました。 堀川真さん、 かとうまふみさん 作の プリンちゃんもあるんですよ。 どれが誰のか、わかるかな〜? その後のサイン会も、活動報告の分科会も終わり、そろそろ会場を片付けるという時間。 片隅でひとり黙々とプリンちゃんで遊ぶ スタッフさんを発見! 声をかけてもふりむかず、もはや没我の境。 うんうん、たのしいよね、プリンきせかえ…(^o^) 手もとの灯火で一隅を照らし、少々の逆風にはへこたれず、子どもたちを信じて手渡していくためにも、まずは大人が本の世界を心からたのしむ。 その大切さをしっている、ハイカロリーな大人たちの集まりでした。


8月31日に札幌で開催された「第42回北海道子どもの本のつどい」のことを書いてくださってます。ぼくもブログにチラッとだけ書きましたが。

今回の大会、基調講演がちひろさん。

ぼくはこれまでちひろさんのことを、世話になっている編集者Yさんや、釧路のプー横丁店主(いや「元」を付けないとダメか…😢)の鈴木千恵さんから予々伺っていたのですが、直接お目にかかるのは初めて。

講演を拝聴し、はっきり言って、ぼくはびっくりしましたよ。だって、最初から最後までほぼ隙間なく「至言や名言」だらけなのだもの。

咀嚼しがい、ありまくり。それなのに、この上なく楽しい。聴衆の一人としてその場を共有できていることが、幸せで、嬉しい。

講演会で、そんなのなかなか無い。

ええ?「先輩作家だからって、そりゃ褒めすぎちゃうか?」って?

講演後の集合写真をじっくり見ればそれがホントだってわかります。だって、会場最前列から最後列までほぼ隙間なく「笑顔と笑顔」だらけなのだもの。

講演会後の集合写真で、そんなのなかなか無い。

「子どもの本」に関わる人々が、真剣に・楽しく・幸せに「子どもの本」、そして「子どもたち」のことを思う1日になりました。