2021/01/14
【御礼とご報告】
先日、拙著、写真絵本『いろいろはっぱ』（アリス館）が重版になった旨お知らせしましたが、なんと有り難いことに、同『いっしょだよ』（アリス館・2012年初版）もまた重版が決定したと編集者から連絡がありました。
本書は全国読書感想文課題図書に選定された際にかなり多めの数量を刷っていましたので、次回の刷り増しがいつになるのか、著者であるぼくも見当がつかずにいました。
それが、この出版不況、そしてこの未曾有のコロナ禍の中で版を重ねられることになり、本当に、本当に、有り難い限りです。
2011年から2012年にかけて自分が懸命に思いをめぐらせ、小さくまた拙くも世に放った作品が、大きく移ろいゆくこの時代の中でいまも確実に〈誰か〉に受け止めてもらえているのだと知れること。こんなに心を励まし、強く支えてくれる出来事はありません。
この本を手に取ってくれた全国の子どもたち、読者の皆さま、本の手渡し手の皆さま、販売流通に関わってくださる方々、すべての皆さんにこころから感謝申し上げます。
執筆当時、自分自身でうんうん唸りながら削り出したことばではありますが、本書のエンディングのテキストを、いまの自分に宛てたことばとしてここに転記することで、この幸せと感謝の念をしっかり自分の心に銘じたいと思います。
“ めにみえるもの みえないもの
すぐちかくにも ずっとずっととおくにも
ちゃんと いっしょだよ ”
