あらひろこ(カンテレ) & 嵯峨治彦(馬頭琴/喉歌)によるデュオ・RAUMAの最新アルバム「 深い海 Deep Ocean 」、絶賛発売中。
http://tarbagan.net/saga/RaumaDeepOcean.html
北欧の森の青い静けさ。モンゴル平原を満たす土と草の匂い。それが出会うところ、新しくて懐かしい〈深い海〉が顕れる–––––––
アイルランドやフィンランドの伝統曲、モンゴル民謡、オリジナル曲などを、双方の演奏家と楽器の魅力を存分に生かしたアレンジと構成でまとめ、じつに気持ち良い・ここち良いアルバムです。
たとえば、アルバム冒頭を飾るアイルランドのトラッド「サリーガーデン」。
そっと目を閉じ、静かに鳴り始めた馬頭琴の音に身を委ねるうち、まるで自分がいまどこかの静かな水辺にひとり佇んでいるかのような心持ちになってきます。
そして、足元をゆったり満たしてゆくさざ波の音が、ふと気がつけば、切なくも優しいカンテレの音の粒となり、それが連って一つのメロディーとなり、ついには、本当は経験していないはずの〈世界のどこかに横たう静かな水辺の記憶〉をそっと揺すぶりはじめる–––––。
気持ちいい。ここちいい。
それ以外の収録曲もいいですよー。撥弦楽器のカンテレと、擦弦楽器である馬頭琴、それぞれの音が持つ異なった色彩と輪郭。そこに嵯峨治彦の喉から垂直に立ち昇って響きわたるホーミー(喉歌)の音が重なると……
ああ、気持ちいい、ここちいい。なんだこれは。
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明日8月11日(日)札幌「俊カフェ」で行う小寺と嵯峨さんのコラボライブ会場でも、絶賛販売しますよ。RAUMAメンバー・あらさんはいませんけど、ライブへもぜひお越しくださいね(席数ごくわずか)!
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