人間が集団として意思を決定する際のあり方・考え方について、ふと湧き上がった単純な疑問と、その疑問に対するとりあえずの自己回答。
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「物事の是非や方針を、苦労なく速やかに決められない状態」というのは、はたして人間集団として「良くない、困った状態」なのだろうか。
言い換えれば、「なんでも苦労なく速やかに決められる」ということは、人間集団にとって、本当に「良いこと・望ましいこと」なのだろうか。
物事が労せずパッと決まれば、たしかに楽だけど。
そして、「決められる!」って、なんかわかりやすいし、なんか“強そう”に感じられるのだけれど。
うーん。ぼくには、いかに苦労しようと時間がかかろうと、さまざまな可能性をぶつけ合ってみることで意思や姿勢を「吟味」し「鍛え上げる」ことの方が、人間個人としても集団としても、最終的には、賢く・尊く・“強い”やりかたのように思えるし、大袈裟に言うならば、より「いきもの」らしいやりかただと思えるのですけれど。もっともっと大袈裟に言っちゃえば、吟味と鍛え上げに38億年かかっても、いいじゃん。
でも、そんなことを言っていたら、きっと「明日、勝てない」のですよね。
でも、そもそも、“勝つ”って何ダロ?
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じつをいうと、「我が子にどんな力をつけてやることが一人の親として為すべき務めなのだろう?」というぼくの絶えざる惑い悩みについても、結局のところは、上記と同様の悶々とした思い巡りに至るのです。
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ああ、そうそう! 今年もまた9月に広島へ行きますよー! 1週間ほどあちこちでスライドトークやワークショップをして回ります。みなさんとお会いできますように。
https://www.nhk.or.jp/…/datab…/sangiin/2019/34/skh43424.html
「定員2人の広島選挙区では、自民党と旧民主党系で、長く議席をわけあってきました。しかし、今回は、自民党が”一強状態”が続くなかで、2議席独占を図ろうと21年ぶりに現職と新人の2人の候補を擁立。これを阻もうと、立憲民主党、国民民主党、社民党などが支援する無所属の現職や、共産党の新人などが挑む構図となり、激戦が予想されます。」